脂質  

 脂質とは

脂質はサラダ油やバターなどの他に、種実類、ベーコン、アボガドなどに多く含まれ、また、お肉や魚の脂身も脂質です。
糖質やタンパク質は1g=4kcalのエネルギーに対し、脂質は1g=9 kcalのエネルギーを持ちます。
そのため、ダイエット中は特に大敵とされています。

 脂質の主な働き

・効率のよいエネルギー源
・貯蔵脂肪(貯蔵エネルギー)となる。
・細胞膜、角膜などの生体膜の構成成分となる。
・ステロイドホルモンの構成成分となる。
・脂溶性ビタミンの吸収を助ける。
・生理活性物質(プロスタグランジン等)の構成成分となる。

 飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸

同じ脂肪でも結合している脂肪酸の種類によって体内での働きが大きく異なります。
飽和脂肪酸はラードやバター、肉類などに多く含まれ、中性脂肪やコレステロールなど血中脂質の上昇に関与しています。
一方、不飽和脂肪酸は紅花油や青魚などに多く含まれ、血中コレステロールの低下、血中脂質の改善などの働きがあり、また、ステロイドホルモン、生理活性物質(プロスタグランジン等)等の構成成分となります。

 どのくらい摂取したらよいか

脂質は1日に必要なエネルギーの20~25%がよいとされています。植物油に例えると大さじ4~5杯分が目安となります。
しかしながら、現在での摂取状況は増加傾向にあります。
脂質の摂取方法としては、量もさることながら脂質の種類にも気を配ってみましょう。
調理には植物油を、1日1回は魚料理を取り入れるようにしましょう。
もし、昼食にファーストフードやトンカツ定食を食べたなら、夕食は魚をメインにした食事にすると良いでしょう。

このページのトップへ