ダイエット博士のQ&A

ダイエット博士


Q:
便秘はなぜダイエットの敵なの?
A:

便を例えるなら「体の中の生ゴミ」じゃ。その生ゴミを捨てずにいつまでもためておくと、どんどん腐って、体内の活動が悪くなってしまう。これが、いわゆる新陳代謝の低下じゃ。
新陳代謝が下がれば、エネルギーが作られにくくなり、やせにくく太りやすい体質になる。ダイエットを成功させたいなら、まずは便秘をなおしていく必要があるぞ。


また便秘は、ガスがたまる・食欲不振・肌荒れ・吹き出物・口臭・腰痛・肩こり・頭痛
・痔などの原因となり、放っておくと大腸ガンやポリープも引き起こしてしまう。
便秘はダイエットだけでなく、健康の敵でもあるのじゃ。


Q
どんな状態の時便秘というの?
A:
1週間に2回以下、または3〜4日に1回以下の排便回数の時、
便秘というぞ。


「排便回数が少ない」だけでなく、「便の量が少ない」「便がとても固い」
「便を出すのが苦しい・つらい」「残便感がある」という状態も便秘というぞ。
肉体的な問題、精神的な問題、生活習慣などが原因となっておこり、
一般的に男性より女性に多くみられる症状じゃ。

Q:
便秘はどうして起こるの?
A:
原因となるキーワードは、食生活、運動、水、ストレス、我慢じゃ。


<食生活>
肉中心で野菜のないメニューは便秘になりやすい。
食物繊維は「便を柔らかくする」「便の量を増やす」「腸を刺激して便を出しやすくする」
という働きがあるので、良い便を作るにはなくてはならない存在じゃ。
食物繊維を多く含んでいるのは、野菜・キノコ・海藻・こんにゃくなので、
普段あまり食べていない人は積極的に食べよう。
また、朝食抜きも厳禁。朝食をきちんと摂ると、腸が刺激されて便意を感じやすくなるぞ。
<運動>
適度に体を動かすことによって、腸の動きが活発になるのじゃ。
また、腹筋の力がない人は、便を出す力も弱いといわれているぞ。
「便が出ないからまた次」と後回しにしていくと、どんどん便意を感じない
体になってしまうぞ。
<水>
大腸で水分が吸収されるので、便は固形になるのじゃ。
水分が少ないとカチカチに固い便になってしまうので、
柔らかい便を作るためにはたっぷりの水が必要じゃ。
そのためにも、毎日水を1.5〜2リットル飲もう。
<ストレス>

ストレスで胃腸に負担がかかり、腸の働きがおかしくなってしまう。
日頃からストレスをためこまないようにする、上手にストレスを解消する、
という方法を見つけることが大事じゃ。

<我慢>
「朝時間がなくてトイレに行けない」「仕事中で忙しくてトイレに行けない」というケース。
このように、トイレに行きたくても我慢してしまうことが習慣になってしまうと、
便意をもよおさない体になってしまうぞ。
「行きたくなったら我慢しないでトイレに行く」ことが大切じゃ。

Q: 便秘に種類はあるの?
A: 大きく分けて「機能性便秘」と「器質性便秘」のふたつじゃ。

(1)機能性便秘 最も多い便秘は、腸の異常がないのに起こる便秘じゃ。
機能性便秘はさらに次の3つのタイプに分けられる。
<機能性便秘3タイプ >
(1)弛緩性便秘 日本人に多いタイプ。
大腸の緊張、または蠕動運動が弱まるために起こるものじゃ。
大腸の中で便が長い時間ある状態なので、水分がどんどん吸収されてしまい、便がカチカチに固くなって出にくくなる。
(2)けいれん性便秘 腸の緊張が強く、大腸の中が狭くなって便が通りにくくなるものじゃ。
ストレスが原因の過敏性腸症候群もこれにあてはまる。※ 過敏性腸症候群とは便秘と下痢を繰り返すもの。ストレスの多い現代社会ならではの症状で、現在日本人の約20%がこの症状を持つといわれているぞ。
(3)直腸型便秘 便が直腸にあるのに便意が感じられず、排便できないものじゃ。

(2)器質性便秘 病気や体の異変などで起こるもので、例は以下の通りじゃ。

大腸内に炎症や腫瘍などが起こり、大腸の中が狭くなって便が通りにくくなるもの
痔による痛みなどで排便できないもの
糖尿病、甲状腺機能低下症、脊髄損傷などのために腸の運動が弱まって起こるもの
薬の影響で起こるもの・妊娠などで腸が圧迫されて起こるもの


★ 便秘の人は自分がどのタイプか調べてみよう!
→「毎日の状態」と「便秘の悩み」を読んで、自分にいちばん近いものがあなたの便秘の 
 タイプじゃ。

便秘のタイプ 毎日の状態 便秘の悩み
弛緩性便秘
外食、肉食が多く野菜不足
運動不足
毎日忙しく、トイレに行きたくても行けない状態が多い
便が固い
便の色が濃い(黒い)
便が出にくい
毎日出ない(排便回数が少ない)
けいれん性便秘
ストレスを感じることが多い
生活のリズムが不規則
便の量が少なく、コロコロしている
便に粘液がつく
食後に強い腹痛を伴う便意がある
便秘が数日続いた後下痢を起こす
直腸型便秘
トイレをよく我慢する
便意をもよおさない
便秘薬や浣腸は必需品
器質性便秘
医師にかかっていて薬を飲んでいる
体調が悪い
妊娠している
痔を持っている
便秘ではなかったのに、出なくなった
痛みがあるので排便できない


Q: 自分の便秘のタイプはわかりました。
では、どのように便秘を改善していけばいいの?
A: では、タイプ別に改善策を説明していくぞ。

便秘のタイプ 改善策
弛緩性便秘
便が柔らかくなるように、水分をたっぷり補給
野菜不足を解消し、食物繊維をたっぷり摂る
腹筋を鍛えたり、マッサージをする
半身浴で体を温める
けいれん性便秘
腸の働きが過敏なので、腸を刺激する冷たい物、 香辛料、食物繊維、発酵食品は控える
便秘薬は使わない
ストレスをためないように心掛け、 自分に合ったストレス解消法を見つける
熱めのお湯につかる
直腸型便秘
腸を刺激するために、毎朝冷たい水、 または牛乳を飲み,朝食もしっかり摂る
毎朝決まった時間にトイレに行くように心掛け、 便意のタイミングをつかむようにする
便意をもよおしたら、トイレを我慢しない
食物繊維、水分をたっぷり摂る
なるべく便秘薬に頼らない
器質性便秘
病気を治して、薬を止めれば治るケースが多い
痔は、治療と同時に食物繊維や水分をたっぷり摂って 便を柔らかくし、排便時の痛みを緩和でき るようにする



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