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 酢とダイエット
ダイエットに酢が良いと言われていますが、たくさん種類があってどれを飲めば良いかわからない!というお悩みを解決します。
種類別お酢の使い分け法をご紹介します。
■ 酢の4つの働き ■

■ もっともポピュラーなお酢“穀物酢” ■

 1リットル中に40g以上の穀物を使用している酢のことを指し、このうち米を40g以上使っているものを米酢と呼んでいます。
米の他にも小麦やトウモロコシ等が使われます。味はさっぱりとしてクセがなく、日本で料理用に最も使われている酢です。


黒酢
主原料として米、小麦、大麦のみを利用、酢1リットルあたり米180g以上使用した黒い酢を指します。
黒い色は発酵・熟成によって主原料に含まれるアミノ酸と糖の反応によって着色されます。
味にコクがあり、まろやかでトロミがあります。中国では香醋が料理に広く使われています。
特徴:アミノ酸が多い
ぶどう酢
1リットル中にぶどう果汁を300g以上使用して作った酢です。
ワインと同じように赤と白があり、香りも良く、味もコクがあるためマリネやドレッシングに使われたりしています。
イタリア料理に使用されるバルサミコ酢もぶどう酢の一種です。  
特徴:ポリフェノールが多い
リンゴ酢
1リットル中にりんご果汁を300g以上使用して作った酢です。
サッパリしてフルーティーな味なので、飲料として利用されることも多く、アメリカでは蜂蜜を加えて"バーモント療法"という民間療法に利用され、普及しています。
特徴:カリウムが多い
もろみ酢
口コミで広がった人気のもろみ酢ですが、実は酢の主成分である酢酸が含まれていないので酢ではありません。 酢酸のかわりに、柑橘の果物の酸味成分であるクエン酸が含まれているため、刺激が少なく爽やかな酸味が特徴です。
沖縄の酒、泡盛や焼酎の酒かす(もろみ)から作られ黒糖等で甘味を加え飲みやすくしています。
特徴:クエン酸が多い

■ 酢の特徴別ダイエット効果 ■

黒酢
* 体脂肪が気になる方には黒酢 *

黒酢は穀物酢と比較すると、数倍の米・小麦・大麦が使用されています。これらに含まれるタンパク質が発酵・熟成することによって分解され、多量のアミノ酸になります。
このアミノ酸が脂肪分解酵素のリパーゼを活性化させ、溜まった体内の脂肪を血中に放出してくれます。ここで有酸素運動を行うと血中の脂肪がどんどん燃えていくわけです。
アミノ酸を摂らずに有酸素運動をした場合、血中に脂肪がでてくるまで数十分かかるというデータがあります。
つまり、アミノ酸は運動開始後すぐに脂肪を燃やしてくれるというわけです。
また、アミノ酸は筋肉を構成していますので、ダイエットによる筋肉の減少=代謝低下を抑えてくれます。
つまり、代謝低下にともなって起こるリバウンドを防止してくれるのです。
ぶどう酢
* 腸内環境が気になる方にはぶどう酢 *

ぶどう酢の中に含まれるポリフェノールの中のカテキンは、腸内のウエルシュ菌などの悪玉菌を減らし、ビィフィズス菌などの善玉菌を増やす作用があるといわれています。
腸内環境が整うと、女性の多くが悩んでいる便秘の改善に役立つほか、ビタミンB2の働きが活性化されて脂肪の燃焼を促します。
また、ポリフェノールは活性酸素を除去する力もありますので、細胞の老化をストップしてくれる働きもあります。
リンゴ酢
* 水分代謝が気になる方にはリンゴ酢 *

塩分が体内に停滞すると細胞に水分を溜めやすくなり、老廃物と混ざって最終的にはセルライトに変わってしまいます。りんご酢に含まれるカリウムは、体液の塩分濃度を調節し、余分な塩分を排出させる働きがあります。
もろみ酢
* エネルギー不足の方にはもろみ酢 *

もろみ酢には酢に含まれる酢酸のかわりにクエン酸がたっぷり含まれています。酢酸は体内でクエン酸に変化しますが、その力の差はなんと3倍。
クエン酸は体内で"クエン酸サイクル"と呼ばれるエネルギーを作るシステムで使用されます。このクエン酸サイクルは主に糖質(ブドウ糖)をエネルギー源にしていますので、クエン酸をしっかり摂取することで糖質を効率よくエネルギーに変化させ、どんどん使ってくれます。
ダイエットによるエネルギー不足を解消してくれます。
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