食事を食べた後、体は食べたものを消化させるため熱を発生させます。これを"食事誘発性体熱産生" ★といいます。
この"食事誘発性体熱産生"の高い食品を選ぶことにより、体温を上げることができます。
また、体を冷やす食材でも、調理法や食材との組み合わせで体を温めるものに変えることができます。
★食事誘発性体熱産生 … 食事を摂り、それらが消化されることにより熱が生み出され、エネルギー代謝が亢進することを言います。この作用により、食べた食事のエネルギーが消費されます。
●「体を冷やす食べ物」を「体を温める食べ物」に変える方法
・生野菜のサラダ→ゆでたニンジン、ほうれん草を組み合わせ、ドレッシングにゴマを加えるなどひと工夫する。
・煮る、焼く、干す、燻製にするなど。
※こちらに体を温める食べ物をご紹介していますので、メニューの参考にしましょう。
体温を上げるために大切なのは運動です。運動と言っても激しい運動ではなく、生活の中の空いた時間を利用してウォーキングやストレッチを行うだけでも構いません。毎日少しずつ続けることで、体がほぐれ、血行が良くなるため、冷え症の改善につながります。
※こちらにストレッチの方法1をご紹介していますので、是非、お試し下さい。
※こちらにストレッチの方法2をご紹介していますので、是非、お試し下さい。
会社などでデスクワークなどをしていて、イスの高さが高かった場合、足の重みが太ももに大きくかかり、血行が悪くなってしまうため「冷え」の要因となってしまいます。
●自分に合ったイスの高さとは?
イスに深く座って、足がゆっくり床に付くくらいが目安になります。また、机とイスとのバランスは、イスに深く腰かけて、自然にひじが付くくらいがちょうどよい高さです。
イスに座っている時間が長いと血行が滞りやすくなり「冷え」を招きます。さらに、足をよく組む方は、片方の足に体重がかかってしまうため、血行が悪くなってしまいます。足を組むのであればこまめに組み替えるようにしたり、席を立って軽くストレッチをして体を動かしましょう。
寒さ対策は首すじ、お腹まわり、足首、足先がポイントです。首筋などは皮膚が薄いため、熱を逃がさないようにスカーフを首に巻いたり、足にはレッグウォーマーをして「冷え」から守りましょう。
素材は保温性、吸湿性の優れたものを選びましょう。