過激な方法や誤ったダイエット法は、体にとってとても危険! ここでは、ダイエット博士が正しい方法や間違った方法をご紹介します。

ダイエット博士のQ&AHakase

 
「ダイエットを始めて1ヶ月…。はじめのうちはどんどん減ったのに、最近全然減らないの。もうこれ以上、やせないのかしら?」 順調に減ってきた体重が、ある日を境に急に減らなくなってしまったというわけじゃな。 それは、おそらく「停滞期」が原因じゃ。
ダイエット中の少ない食事が続き、体内の脂肪が減ってくると、今度は体が危機感を感じて、これ以上体重を減らさないように、消費エネルギー量を節約しはじめる。つまり、食べた食事分のエネルギーだけを燃やして、余計なエネルギーを使わなくなるのじゃ。体についている脂肪に手をつけないから、体重がプラスマイナスゼロというわけなのじゃ。
こういうことが起こるのには、ちゃんとした理由がある。人類が誕生してから今日まで、人は飢餓という生死に関わる状態を何度も経験してきた。だから、人は体の栄養状態がピンチかなと感じると余計なエネルギーを使わないような仕組みになっておる。つまり、人間の体に自然に備わった防衛機能というわけなのじゃ。
 
実は、健康的なダイエットは「やせる時期」と「やせない時期(=停滞期)」を繰り返しながら、ゆっくりやせていくものなのじゃよ。これは、体に大きな負担をかけずにやせている証拠じゃ。
でも、停滞期の時に「もうやせないからやめた」とダイエットを放り投げてしまう人が結構多いのは、本当にもったいない話じゃな。逆に、やせないからこれでもかと断食してしまう危険な人もいるはずじゃ。でも、これは、内臓を悪くしたり、過食症や拒食症を招く原因となるので、絶対にしてはならんぞ。
「停滞期かな?」と感じたら、「順調にダイエットできている証拠」と、安心して前向きに、根気よく乗り切るとよいぞ。
でも、「早く減らないかな」と、いつも体重のことばかり気にしているのも、かえってストレスになるな。
こんな時は気分転換がいちばんじゃ。自分の趣味にたっぷり時間を費やしてみてはいかがかな?
映画を観に行ったり、買い物に出かけたり、美容院に行って思い切ってイメチェンするのもよいな。新しい服に新しい髪型で、見た目も変われば気分もリフレッシュするかもしれんぞ。
また「リバウンド」しないためには、体重の減らし方にもコツがあるのじゃ。
体重を減らすペースは、1ヶ月に現体重の5%までと覚えておくとよいぞ。
ex:体重60kgの人は…60×5÷100=3 
よって1ヶ月に3kg以内のペースで減量するのがよい。
急激に体重を落とすと、逆にリバウンドしやすい(太りやすい)体に変化してしまう。
ダイエットは「あせらず、ゆっくり、少しづつ」が大切じゃ。
 
ダイエットをすると、誰でも挫折感を味わうものじゃ。なかでも、自分のたてた目標がかなりきつく、ちょっとしたことでつまずいた時、「自分はダメなんだ」と思いこみ、途中で投げ出す確率がアップしてしまうぞ。

(1)「絶対におやつは食べない」
(2)「毎日必ず運動をしよう」  
(3)「必ず1週間で3kg落とす」 

このように完璧主義的な目標をたてると、失敗した時に「どうせ私はダメなんだ」と自分を責めると、思考も暗くなってしまうのじゃ。だから、目標をたてる時は自分を追いつめるような言葉遣いは禁物じゃな。代わりに柔らかい言いまわしをした目標に置き換え、気持ちに余裕を持たせてあげるとよいぞ。すると、上の目標は次のようになる。

(1)「なるべくおやつは食べないようにしよう」         
(2)「よく体を動かそう」「運動できなかったら明日頑張ろう」
(3)「まずは3kg落としてみよう」                 

ほら、全然ニュアンスが違うじゃろ。もし、ダイエットがうまくいかない状態でも、落胆せずに、「まぁ こんなものか。また頑張ろう」と、前向きに考えることがダイエット成功のための第1歩じゃよ。
計画通りに進む完璧なダイエットなどありえない、失敗はつきものだと自覚して、ダイエットに挑むとよいぞ。

「ダイエット中の停滞期を乗り切ろう!」は、ダイエットお役立ち情報に載っているので、そちらも是非見て欲しい。
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